今までGIIだったホープフルステークスが2017年からGIに昇格となりました。
皐月賞(GI)、弥生賞(GII)と同じ中山競馬場・芝2000mの2歳限定重賞が施行されることから、“クラシック戦線を占う2歳重賞”と位置付けられているレースです。
その為、将来性の高い馬たちが集まることで知られ、過去の優勝馬には数々の名馬の名が連ねているのが特徴です。
ホープフルステークスデータ
最初のコーナーまでの距離が長い分、枠の有利不利は少なめですが、やや内枠が有利。
中山競馬場の2000mはスタートしてから、2度の急坂越えがあり、特にゴール前はJRAの全競馬場の中でも最も急である為、他場の2000mよりもタフなレースになりやすく、スタミナが必要とされます。
競馬場 | : | 中山競馬場 |
距離 | : | 芝2000m |
出場資格 | : | サラ系2歳牡馬・牝馬 |
重量 | : | 牡55kg、牝54kg |
コース分析

出典:競馬ラボ全競馬場コースデータより |
展開
「スタート直後が上り坂」「初めのコーナーまでの距離が長い」事から前半からハイペースになりにくく、また、高低差がある坂を上がるためペースが落ち着く傾向にあります。
その為か全体的に先行馬がそのまま好走するケースが多い。
過去5年の優勝馬
第29回 | 2012年12月22日 | 阪神 | 2000m | エピファネイア | 牡2 |
第30回 | 2013年12月21日 | 阪神 | 2000m | ワンアンドオンリー | 牡2 |
第31回 | 2014年12月28日 | 中山 | 2000m | シャイニングレイ | 牡2 |
第32回 | 2015年12月27日 | 中山 | 2000m | ハートレー | 牝2 |
第33回 | 2016年12月25日 | 中山 | 2000m | レイデオロ | 牡2 |
ホープフルステークスを楽しもう
2歳限定であり、皐月賞と同じ条件で行われる事や、賞金を加算してクラシックレースへの出走を確実にさせる意味でも重要な一戦ではありますが、
「2歳にGIが3つも必要か」
「GIの締めは有馬記念」
などの否定的な意見も多い。
やはり、1年の最後は有馬で終わりたいというファンも多いので、このレースが受け入れられるかどうかは、今後の出走メンバー次第と言ったところでしょうか。